青森県立美術館の奈良美智展を口実に嶽きみ(だけきみorたけきみ)(ゆでとうもろこし)を食し、名湯 酸ヶ湯温泉でリラックス

酸ヶ湯温泉横にある冷たい湧水 辰五郎清水


嶽きみ(だけきみorたけきみ)って知ってる?青森の隠れた名産品 車画像

美味しい美味しいとたけきみをほおばる嫁様

2本目のだけきみもほおばる嫁様 酸ヶ湯温泉の外で売ってる筍おでん 美味しそうなお味噌付きの筍おでん

  みなさんは『きみ』、または『嶽きみ(だけきみorたけきみ)』っていう青森の隠れた名産品を知ってます?
 さとうきびじゃないですよ。これは『とうもろこし』のことで、津軽弁でなまって『きみ』って言うそうですよ。
 この『嶽きみ(だけきみorたけきみ)』が美味し〜いのなんの。

  青森県の岩木山の南の麓の嶽高原で栽培されるとうもろこしのことを嶽きみって呼ぶんですって。
 気候と肥沃な土壌がみずみずしくて甘〜いトウモロコシを作ってくれるんだそう。焼くよりも茹でてあるのがおススメ。
 収穫期(8月下旬から10月上旬)には世界一長い桜並木で有名な鰺ヶ沢街道の百沢ってところから嶽にかけて
 15軒以上の屋台が並んで、茹でたての甘い美味しい嶽きみ(だけきみorたけきみ)が食べられるんです。

  僕が行ったときは季節が少しズレてたみたいで、道沿いには1軒も屋台は並んでなかったんですけどね・・・。
 獲れたてのトウモロコシを茹でてあるだけで、トウモロコシ本来の甘さ、みずみずしさ、歯ざわりが屋外で楽しめる
 この上ない一品だとおもいますね。


  なぜ食べたかのように書くかと言うと、実は・・・たけきみを食べました〜♪
 季節は少しズレてたそうなんですけど、酸ヶ湯温泉の外にある簡易テントの下でおじさん3人くらいが
 実演販売みたいにして売ってたんですよ。見つけたときには飛び付きましたね。確か1本250円くらいだったような・・・(不確か)
 とうもろこし1本にしては高いと思うかもしれないけど、収穫期でも1本200円前後。
 それに、旅の楽しみはそんなとこじゃないのが我が家の旅の楽しみ方。
 高かろうが遠かろうが朝早かろうが、一生にそう何度も行けるチャンスはないから、その時に楽しむ。これ大事です。


  とうもろこしは甘くて好きとおっしゃるあなた。
 青森のこのたけきみはそんな言葉じゃ表現しきれないほどとうもろこしの旨味が食べられます。
 旅行に行くと、道の駅とか売店で売ってるとうもろこしをたまに見るでしょ?あれも美味しいけど・・・もうっ!そんなどころじゃないよ!

  嶽きみ(だけきみorたけきみ)は料理だ。料亭の一品だ。(料亭行ったことないですけど)
 北海道の道の駅で食べた茹でとうもろこしも美味しかったけど、青森のたけきみは記憶に残る美味しさだったなぁ。

  とうもろこしで食欲を満たしたら、お昼から贅沢に名湯で癒されてきましょうかね。

名湯!!酸ケ湯温泉(すかゆおんせん)で心も体もリラックス 車画像

酸ヶ湯温泉の全貌がこちら。宿泊施設も左側に付いてそう。

酸ケ湯温泉の前でみんな記念写真☆ 酸ケ湯温泉の入口写真。チケットは中。 酸ヶ湯温泉横にある冷たい湧水 辰五郎清水 登山ルートの入口があるらしく、みんな本格的に登山してた。

  青森の観光本とか東北の温泉本を開けば必ずといっていいほど掲載されてるのが、この酸ヶ湯温泉。
 読み方は酸ケ湯温泉って書いて“すかゆおんせん”です。全国の地・温泉宣言ってのにも参加してるそうです。
 観光本によると酸ケ湯温泉には熱の湯、冷の湯、四分六分の湯、湯滝の4つの湯船があって、それぞれ源泉が違うんですって。
 これはぜひとも堪能して癒されたいお風呂だなぁ〜っと早速入口を入って券売機へ。
 立ち寄り湯は一人600円ほど。それはぜんぜん問題ないんだけども・・・・・・・・・・
 この時間は全館女性専用!?!?!?!?!?!?!?なぜだぁぁぁぁーーーーー

  普通、男女別で時間帯によって一部が専用になってたりするのは見たことあるけど、全館女性専用て・・・あんまりだ。。。
 でも、せっかく来たんだから、嫁様だけでも酸ケ湯温泉を楽しんでもらいました。

  僕はというと、酸ヶ湯温泉旅館の外観とか山の写真を撮ったり、愛犬とその周りの自然で散歩を楽しんだり、
 美味しそうな辰五郎清水って書いてある湧水を飲んだりしてましたね!筍おでんひとりで食べてやる!
 八甲田山への登山道の入口がすぐ脇にあるらしく、山登りの恰好をした人がいっぱいで結構にぎわってましたよ。

  殿方はみんな入浴できないので、外には男の人ばっかりが溢れてましたね。
 さて、酸ヶ湯温泉の感想のために嫁様に登場していただきましょう。(パチパチパチパチ)


うん、はっきり言って筍おでんもかすむね、すんごい良いお風呂だったもん。
ああ〜一人で入っちゃってね、申し訳ないよ。うんうん。だって・・・すんごいいい雰囲気だったもん。

まずはお湯場の扉を開けて圧巻・・・何せ、でっかい。普通の温泉よりもでっかめの湯船が3つ。それを取り巻くように 仕切られた板や壁はすべて木の茶色、もうすでに褪せちゃった色合い。天井はやや高めでこちらもすっかり渋い色・・・流石は歴史ある温泉。 なんかテレビとかで見る江戸時代?にでもタイムスリップした気分になります。

お風呂場全体がとにかく広い、そんな広いお湯場全体にもんや〜って白い湯気。何とも贅沢な気分デスよ。
普段の混浴タイムだと慌てて湯船に浸からなきゃだけど、只今女性オンリータイム。ゆっくり湯船の淵に座って 雰囲気に浸っちゃいます。3つのお湯(+打たせ湯)はどれも色の違う湯。源泉が違うんだとか。それもまた贅沢。

でもまぁ、酸ヶ湯温泉を楽しむのに・・・1つ注意があります。
特に若い方・・・こちら、シャワーなんぞありませんからね。
皆湯船の淵に座りこんで、湯船から桶で湯を汲んで洗う仕組み。まぁ古い温泉では結構多いです。
これが慣れないとなかなか大変。周りの人に汚れたお湯を流してしまったり・・・迷惑になってしまうことも。 なもんで、慣れない方(特に女性のロングヘアの方)は、髪を洗うのを諦めましょう。 体は何とか洗えても・・・髪を洗うとなると、なかなか至難の業。(私もロングヘアなので大変です) 酸ヶ湯温泉は、純粋にお湯を楽しみに行くだけでも充分価値のある温泉、ですよ。

少し足を延ばして八甲田山を見て行こう 車画像

いい天気の八甲田山

  酸ヶ湯温泉は八甲田山の麓にあるので、周りの山々は全部八甲田山ってことになるんだけど、
 なんかどうもパッとしないので、少し車を走らせて八甲田山がよく見えるビューポイントまで来て写真をパシャリ。
 酸ヶ湯温泉から南に行くと、奥入瀬とか十和田湖があって綺麗な花とか自然が楽しめるらしいけど、今回の旅では行かないよ。
 また、今度来る口実に少しくらい置いとかないとね。

  僕らはそのまま国道394号線で西の七戸(しちのへ)へ移動。

『嫁様よっ!!酸ヶ湯温泉でお肌ツルツルですぞ!!』